ERP導入プロジェクトの体制(2)

 2019.04.09  HOYAデジタルソリューションズ株式会社

  前回は、ユーザー側の体制について考えてみましたが、今回はERP導入ベンダー側の体制について考えてみたいと思います。

 まず、プロジェクトのPMPLといったプロジェクトをリードする立場のメンバーについて考えてみましょう。

 ERP導入プロジェクトではオーダーメイド(スクラッチベース)のシステム構築プロジェクトとは、ユーザーの要求通りシステムを作っていくのではなく、ユーザーの要求とERP機能とをどう調整して要件を固めていくかなど、進め方も異なりますので、単にプロジェクト管理経験があるというだけではなく、ERP導入経験があることが望ましいのです。プロジェクトに課題が発生したときに間違いのない判断ができるからです。

 さらにいえば、単にERP導入経験ではなく、導入予定のERPパッケージについての導入経験があるのであれば、さらに良いのだといえます。

 プロジェクト管理経験があり、ERP導入経験があれば良いかというと、もう1点、考慮しておかないといけない点があります。プロジェクトの規模です。ここでいう規模は、どれくらいの人数の体制で進めるのかという意味での規模です。

 販売管理や会計管理だけの個別の業務にERPを適用するのか、すべての業務領域を対象にERPを適用するのかによりERP導入プロジェクトの規模は大きく変わります。

 一般的に、規模の2乗でプロジェクトの難易度が上がるといわれていますので、すべての業務を対象とした場合は個別業務への適用と比較して格段にプロジェクト管理の難易度があがります。

 このようにERP導入ベンダー側のPMPLについて述べてきましたが、これからERPの導入を計画されるユーザー企業様では、導入ベンダーで実際にプロジェクトを担当される方の、プロジェクト管理経験、ERP導入経験のほか、これまでのプロジェクト管理経験でのプロジェクト規模を確認した上で、導入ベンダーを決定されることが望ましいといえます。

 また、導入ベンダーに提案プレゼンを求める際にはPMPL候補の方にプレゼンをするように指定することが通常です。これによりPMPL候補について実地に見極めをされることも重要です。

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