品質保証と品質管理の違いとは?業務効率化のポイントも解説!

 2021.03.22  HOYAデジタルソリューションズ株式会社

企業が発展していくためには、製品やサービスの品質向上が不可欠です。そこで重要になるのが品質保証と品質管理です。品質管理の最適化は組織全体の労働生産性を高め、ひいては顧客満足度の向上につながるでしょう。今回は品質保証と品質管理について解説すると共に、業務効率化のポイントもお伝えします。

品質保証とは?

「品質保証」とは、その名の通り提供する製品やサービスの品質を保証することを指します。「Quality Assurance(クオリティ・アシュアランス)」の頭文字を取って「QA」とも呼ばれます。

製品やサービスの品質は、企業価値を左右する重要な要素です。ゆえに、しっかりとした計画のもとに緻密な作業を行い、安定したスペックの製品を作り出すことが大切といえるでしょう。そのために欠かせないのが品質保証です。品質保証は、「正しく機能するか」や「故障に繋がる異常はないか」、「品質を担保できるか」など、製品の品質基準をチェックして保証する役割を担っています。

品質保証の仕事内容

品質保証の仕事は、「調達」→「生産」→「物流」→「販売」というサプライチェーン全般に関わります。品質保証の根拠となるデータのチェックや調査はもちろん、顧客からのクレーム対応など、製品完成後の業務も品質保証のメインとなる仕事です。そして、顧客とトラブルが発生した場合は対応にあたるだけでなく、同じ過ちを繰り返さないよう、業務プロセスの改善策を立案・実行していきます。

また、品質保証の根拠となる仕様書や規格書の作成もQAの主な仕事です。品質保証を担保するためには、客観的な裏付けが不可欠であり、そのために品質基準を満たしていることを証明するデータを採取・調査し、報告書を作成します。主な規格としては、ISO規格(国際標準化機構)やJIS規格(日本産業規格)、PSE規格(電気用品安全法)などがあり、製品に対してどの規格基準を採用するかも決定する必要があります。

調達段階での主な仕事としては、原材料の調査が挙げられるでしょう。原材料の品質は、製品の良し悪しに直結します。そのため品質保証部門では、必要に応じて購入業者や外注業者への調査・工程監査なども行います。

品質管理とは?

品質管理とは、製品やサービスを生産するにあたって、その品質を検証して管理する業務です。「Quality Control(クオリティ・コントロール)」の頭文字を取って「QC」とも呼ばれます。製品が販売に至るまでの生産過程をチェックし、品質の検証を行う重要な部門です。食品・自動車・医療分野などの製造に携わる現場においては、必要不可欠な業務といえるでしょう。

品質管理の仕事内容

品質管理の主な仕事内容は、工程管理や品質の検査、改善といった管理業務が中心です。製品やサービスの品質を一定に保つためには、業務を標準化する必要があります。なぜなら、従業員のスキルや知識によって、品質にバラつきが発生してしまうからです。そこで、品質を一定に保つために、作業工程をマニュアル化して組織全体で共有します。作業にあたる人的リソースの確保や配置、品質教育を実施し、作業工程を統括的に管理するのが品質管理の仕事です。

品質保証と品質管理の違いとは?

品質保証とは、原材料の調達からエンドユーザーへの販売に至るサプライチェーン全般に関わる業務です。製品の企画・設計段階はもちろん、販売や納品後のアフターフォローまですべてに携わります。

品質管理は、製品の品質を一定に保つために、検査の実施や作業工程の仕組み化といった管理業務を行います。品質保証を実現するためには、品質管理の最適化が必須です。ゆえに、品質管理とは品質保証業務に内包される仕事と定義できるでしょう。別の観点から見れば、品質保証は完成した製品を顧客に納品したあとの対応、品質管理は製品が完成するまでの業務という側面もあります。しかし、「顧客により高品質の製品を届けるための仕事」である点はどちらも同じです。

品質保証業務を効率化するポイント

品質保証は、顧客満足度に直結する非常に重要な業務です。その業務を効率化する際に大切なポイントは、「PDCAサイクルを回す」ことと「品質マネジメントシステムの導入」です。なぜこの2つが重要となるのか順番に解説していきます。

PDCAサイクルを回す

「PDCAサイクル」とは、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(対策)」の頭文字を取ったもので、業務を効率的に進めるための手法です。品質保証業務は一度実行して終わりというものではありません。製品やサービスをより良いものにするためには、PDCAサイクルを繰り返しながら改善に努める必要があります。

PDCAサイクルを品質マネジメント業務に活用するポイントは、まず明確な目標を定めることです。曖昧で抽象的な目標ではなく、具体的な数値による目標を設定します。それによって、チームや個人が取り組むべき課題が可視化され、具体的なアクションプランの作成につながるでしょう。目標が未達だった場合は、その理由を調べ、具体的な改善策を立案し、再び実行に移します。大切なのは実行と改善を継続的に繰り返すことです。PDCAサイクルを回すことで、より効率的な品質マネジメントを実現できるでしょう。

品質マネジメントシステム(QMS)の導入

品質保証業務の最適化は顧客満足度を高め、ひいては企業の競争力向上に繋がります。そこで、おすすめしたいのが「QMS」の導入です。QMSとは「Quality Management System(クオリティ・マネジメント・システム)」の略称で、品質マネジメント業務を効率化するシステムを指します。

たとえば、HOYAデジタルソリューションズ株式会社が提供する「MasterControl™」は、全世界で多くの導入実績を誇る品質マネジメントシステムです。品質の保証、管理に特化したITシステムを導入することで、製品やサービスの品質を継続的に改善し、顧客満足度の向上を支援します。より効率的な品質マネジメントを実現するためにも、QMSソリューション「MasterControl™」の導入を検討してみてはいかがでしょう。

まとめ

IT技術の発展と共にビジネスを取り巻く環境は日々変化しています。そのような時代背景にあって多くの企業で課題となるのが、顧客ニーズの多様化と製品ライフサイクルの短縮化です。そんな中で収益を上げ続けるためには、品質の保証・管理を最適化し、顧客満足度と組織全体の競争力を向上する必要があるでしょう。今回の記事が品質マネジメントを効率化する一助となれば幸いです。

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