品質保証とは?業務内容や業務時に注意すべきポイントを解説!

 2021.03.29  HOYAデジタルソリューションズ株式会社

企業の存在意義とは、品質と信頼性を追求し、よりよい製品を提供して社会貢献することにあります。そこで重要となるのが「品質保証」です。製品やサービスの品質保証は、企業のブランドイメージを大きく左右します。お客様に喜ばれる製品を提供するには、品質マネジメントの仕組み化と継続的な改善が必要です。当記事では、品質保証の業務内容や注意点を解説します。

品質保証とは

「品質保証」とは、製品やサービスの品質を保証する一連の業務を指します。自社製品が定められた基準を満たしているか、あるいは標準規格に準拠しているかなど、品質に関わる保証を行うのが主な仕事です。品質保証の英訳「Quality Assurance」の頭文字を取って、「QA」とも呼ばれています。

企業とは、製品やサービスを顧客に提供し、利益を得ることで発展していく組織です。したがって、企業にとって最も重要なことは、顧客満足の最大化といえるでしょう。よりよい製品を安定的に供給することで、顧客満足の最大化を目指し、ひいては企業の発展へと至ることが品質保証の目的です。

品質保証は、単純に製品の質の良し悪しを判断することではありません。原材料の調達から販売に至る一連の業務フローにおいて、品質向上を実現する仕組みの構築・管理を指します。したがって品質保証業務は、調達・生産・物流・販売というサプライチェーンすべてに関わります。たとえば、品質保証の根拠となるデータの収集と分析、仕様書や規格書の作成、規格基準の決定、販売後のアフターフォローなど、業務は多岐にわたります。よりよい製品やサービスを提供するために、統括的な管理をすることが品質保証業務の本質です。

品質保証と品質管理の違い

「品質保証」と似た用語に「品質管理」があります。品質保証とは、製品やサービスの品質を担保する業務全般に関わる仕事です。一方、品質管理では、製品の品質を一定に保つために、検査の実施や作業工程の管理を行います。品質保証と品質管理の違いについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

品質保証と品質管理の違いとは?業務効率化のポイントも解説!

品質保証を行う上で重要なこと

品質保証を実行するにあたって重要となるのが、業務プロセスの継続的改善です。品質保証は、原材料の調達から販売に至るサプライチェーンすべてに関与する重要な業務です。ゆえに、品質マネジメントの仕組みは一度構築して終わりではなく、PDCAサイクルを回しながら継続的な改善が求められます。ここからは、品質保証を行う上で必要なことについて詳しく解説していきます。

その1「プロセスの確立」

品質保証を行ううえで重要なポイントが、業務プロセスの仕組み化と標準化です。高品質な製品を安定的に生産するためには、具体的な業務プロセスを確立する必要があります。たとえば、完成したすべての製品を一からチェックや手直ししていては、膨大な手間を必要とするでしょう。そこで、業務プロセスを仕組み化すると、製品の品質を一定に保つことが可能になります。また、プロセスを確立することで業務の属人化を防ぐこともできます。

品質保証における業務プロセスを確立するにあたり忘れてはならないのが、顧客の潜在的ニーズの把握です。法規制や規格に準拠した製品をつくることは大前提ですが、それだけが品質保証の本質ではありません。顧客満足度を高めるためには、「ユーザーが何を求めているのか」というニーズをつかむ必要があります。そこで重要となるのが、リサーチです。見込み客がどんな悩みを抱えているのか、本当に求めているものは何かなど、自社製品との関連性を考慮しながら徹底的に調査します。

その2「プロセスの実行」

業務プロセスを明確にして仕組み化したら、次は実行に移りましょう。安定した品質を保つためには、決められた手順通りにプロセスを実行する必要があります。品質保証において「結果」は最重要事項ですが、それと同様に大切なのが「プロセス管理」です。

たとえば、結果に問題があった場合、それは業務プロセスに根本的な問題があることを意味します。一方、最善の結果を出せたなら、業務プロセスを管理することで、ほかの業務にノウハウを応用できるでしょう。したがって、手順通りのプロセス実行で目標とする品質を達成したか否かの確認が大切です。

その3「プロセスの確認・フィードバック」

業務プロセスの実行後は品質を確認し、不具合があればフィードバックを行います。仕組み化したプロセス通りに実行し、すべての製品が同じ品質を保っているのかも重要なポイントです。なぜなら、品質保証において大切なのは、同じ品質の製品を安定的かつ継続的に生産することだからです。品質にバラつきが発生していた場合は、プロセスの確立フェーズに立ち戻り、原因の調査と分析をしてフィードバックを行う必要があるでしょう。

その4「不具合に対する適切な処置」

製品の品質に問題や不具合が発生した場合はフィードバックを行い、再発防止に向けた業務プロセスの改善に取り組みます。出荷前の製品であれば、必ず納期を確認してから改善に移りましょう。すでに出荷した製品の場合は、品質調査やクレーム処理など、顧客に対する適切な処置を迅速に行う必要があります。

品質とアフターサービスの向上のため、データを活用した精査も大切です。また、アフターサービスとして顧客が製品を十分に使えるように支援することも、品質保証の重要な業務の一つです。

つまり品質保証はPDCAサイクルが重要である!

品質保証を担保するためには、根拠となるデータを集めて分析し、規格基準を定めたうえで業務プロセスを構築する必要があります。こうした品質保証における一連の業務は、実行と改善を繰り返すことでブラッシュアップされます。すなわち「計画(Plan)」→「実行(Do)」→「評価(Check)」→「改善(Action)」といったPDCAサイクルの実行です。

目標達成に向けたプロセスの「計画」が、PDCAサイクルの最初の一歩です。次にプロセス通りに「実行」し、作業工程の確認とフィードバックなど「評価」を行います。そして、不具合に対する適切な処置をとり、再発防止に向けた「改善」に取り組みます。このようにPDCAサイクルを回し、継続的な改善に取り組むことで、品質保証業務の効率化を実現できるでしょう。

品質保証のサポートには「MasterControl™」 がおすすめ

企業にとって、優れた製品やサービスを生み出すことは何よりも優先されます。なぜなら、提供する製品の品質こそが顧客満足度向上の源泉であり、企業価値を高める礎となるからです。したがって、品質保証は非常に重要度の高い業務といえます。そこでおすすめしたいのが、統合QMSソフトウェア「MasterControl™」の導入です。

「MasterControl™」とは、HOYAデジタルソリューションズ株式会社が提供する、品質マネジメントに特化したITシステムです。医薬品・医療機器産業などの規制の強い業界で根強い支持を集めており、全世界で多くの導入実績を誇ります。

「MasterControl™」を導入することで得られるメリットは、品質保証の業務プロセスをデータ管理して可視化できる点です。そして、組織全体で業務データを共有し、品質マネジメントのPDCAサイクルを安定的に運用します。品質保証業務の最適化を実現するためにも、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

品質保証は、顧客満足度の向上に必要不可欠な要素です。品質保証業務を最適化することで、製品やサービスの安定性と信頼性向上に繋がります。そして、組織全体の労働生産性を高め、ひいては顧客満足度の向上に繋がるでしょう。

IT技術の発展に伴い、ビジネスを取り巻く環境は刻々と変化しています。このような時代において、何よりも大切なのは顧客との信頼関係です。したがって、よりよい製品を提供するためにも、品質保証の継続的改善は必須といえるでしょう。今回の記事を参考にして、ぜひ自社の品質保証業務にご活用ください。

お問い合わせ

RECOMMEND関連記事


RECENT POST「QMS」の最新記事


QMS

製造業における品質管理システムの必要性について。求められる機能とは?

QMS

品質管理システムとは?品質管理に必要な7つの要件を紹介!

QMS

品質保証と品質管理の違いとは?業務効率化のポイントも解説!

QMS

製造業で電子化を導入する際に考慮すべき4つのポイント

品質保証とは?業務内容や業務時に注意すべきポイントを解説!